レッスンを始めたばかりの生徒さんと話しているとよく質問されるのが、
弓の張り具合についてです。
先週も2-3人の方から質問が相次いでありました。
弓の張り具合はどのくらいが適切なのか?ですが、
弓のちょうど中央の木と毛の間に、小指の爪の部分がすっぽり入るくらいまで
張ってください、とお伝えしています。
小指の第2関節くらいまで入れてこのくらい?と聞かれることもありますが(笑)
第2関節まで入ったら、張りすぎです。
弓の木と毛が平行になったら黄色信号の注意です。
乾燥期の冬、暖房器具のそばや、強い照明の近くだと弓の毛が乾燥してピンっと
なってきて張力が強すぎになってしまい、最悪弓の先のチップのあたりで
割れてしまうことがあります。
今まで4-5回湿度や温度の関係で急に弓が折れたり、割れたりする事象を
見てきましたので十分気をつけるようにしてください。
反対に5-7月の梅雨時は湿度が多いので、弓を張ったつもりでも
毛が湿気を含むと張りが緩んでしまいます。
楽器は湿度にかなり左右されますので、練習の合間に時々気をつけてみる癖を
つけると良いですね。
練習が終わり、弓を片付けて収納する際にはちゃんと緩めるように
気をつけましょう。
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